お総菜屋さんでテイクアウトした時の事です。
私の前にご年配の女性が買い物をしていました。
すると店員が「袋はいりますか?」と女性に聞きました。
お惣菜が入っている背の高いショーケースの内側から、しかも飛散防止のビニールシート越しです。
女性は「え?」と聞き返します。
店員はもう一度聞きますがやはり聞こえず、女性は「わからないわ」とつぶやきました。
ビニール袋が有料になったため、お客さまの意思確認をしなくてはいけない店員も大変です。
もう一度大きな声で「袋はいりますか?」と聞きましたが、それでも女性には聞こえませんでした。
私は店員も女性も気の毒になり「袋はいりますか?と聞いていますよ」と後ろから女性に伝えました。
周りには他のお店もありガヤガヤした環境です。
しかも、マスク着用で口元は見えず、ビニールシート越しです。
“伝わらない”“聞こえない”ことに対して店員もお客さまもストレスが溜まりますよね。
でもそのような環境でも伝えなくてはならないのです。
これまでのように口と耳だけの確認ではなく、このような場合は目での確認も大切ですね。
何度も口で伝えるのではなく、伝えながらビニール袋を見ていただけばニュアンスは伝わりやすいです。聞き返されることが多いと感じる事柄があれば事前に紙に書いておき、口で伝えながらお客さまに見てもらい確認を取ればお互いのストレスが減りますよね。
コロナ禍の工夫として「目でも確認」が大切ですね。